鳥肉調製品の輸入方法

チキンナゲット

みんな大好きな肉!

鳥肉調整品といっても幅広いですがここでは一般的な鳥肉調製品の輸入通関手続きについて解説致します。

 目次 

1.鳥肉調整品とは

2.輸入前に確認すること

3.必要書類の確認

4.輸入通関「動物検疫検査」

5.輸入通関「食品等輸入届出」

6.輸入通関「税関申告」

お問い合わせ.

 

 1.鳥肉調整品とは 

鳥肉調整品は家きん肉と呼ばれます。

家きんとは、その肉・卵・羽毛などを利用するために飼育する鳥の総称。または野生の鳥を人間の生活に役立てるために品種改良を施し飼育しているものをいいます。

スーパーでよく見るものでは、冷凍のチキンナゲットや、冷凍からあげなどが一般的です。

 

 2.輸入前に確認すること 

家きんを輸入するにはいくつかの条件があり、それをクリアしていなければ輸入することができません。

その条件を『家きん肉等の家畜衛生条件』といいます。

 

✍輸入可能な国かどうかを確認

家きん肉はどの国からでも輸入できるわけではなく、2国間で取り決めをした国からのみ輸入することができます。

また、鳥インフルエンザなどの発生により、通常は輸入可能な国であっても一時的に輸入を停止している場合もありますので、事前に確認が必要になります。

 

✍加熱指定処理施設を確認

 

家きん肉は2国間で取り決めをした国であることと、加熱処理を施してあることが条件の国があります。

加熱処理は日本の農林水産大臣が認可した施設のみが有効です。

 

上記の確認は動物検疫所のホームページから確認ができます。

確認はこちら

 

✍他法令

家きん肉は税関への申告に加え、動物検疫検査食品申請の2つの他法令をクリアする必要があります。

くわしくは後ほど解説致します。

 

 3.必要書類の確認 

通関に必要な書類は以下のとおりです。

❏製造工程表:現地工場が作成

❏原材料表:現地工場が作成

❏輸出国政府機関発行の衛生証明書:輸出者が発行手配

❏インボイス・パッキングリスト:輸出者が作成

❏AWB:現地フォワダーが発行

※製造工程表及び原材料表は、現地工場の情報を元に輸入者が作成しても良いです。

 書類の修正などが発生した場合、現地工場に修正を求めるよりも、輸入者自身で作成したほうがスムーズに進む場合があります。

 

 4.輸入通関「動物検疫検査」 

家畜伝染予防法に基づき、海外から家畜伝染病の侵入を防止するため、家畜から作られる肉製品などの畜産物を対象に検査が行われます。

この検査は量の多少、個人用、商用等の用途にかかわらず検査をする必要があります。

検査内容としては日本と相手国との取り決めにより定められた内容が記載された輸出国政府機関発行の衛生証明書とその他必要書類を到着地を管轄する動物検疫所に申請します。

✍動物検疫検査申請に必要な書類

❏製造工程表:現地工場が作成

❏原材料表:現地工場が作成

❏インボイス・パッキングリスト:輸出者が作成

❏AWB:現地フォワダーが発行

❏衛生証明書:輸出国政府機関が発行

※製造工程表及び原材料表は、現地工場の情報を元に輸入者が作成しても良いです。

 書類の修正などが発生した場合、現地工場に修正を求めるよりも、輸入者自身で作成したほうがスムーズに進む場合があります。


✍申請の流れ

必要書類をもとに動物検疫申請書を作成し動物検疫所に申請します。

現物検査に該当した場合は貨物と申請書、衛生証明書の内容が一致しているか確認検査をします。

内容に問題が無い場合は動物検疫所より『動物検疫検査合格通知書』が発行されます。

※動物検疫検査合格通知書サンプルはこちら

 

 4.輸入通関「食品等輸入届出」 

家きん肉は食品ですので、厚生省に「食品等輸入届出」が必要になります。

※専用用紙、厚生省FAINS登録用紙はこちらからダウンロードできます。

 

✍食品申請に必要な書類

❏製造工程表:現地工場が作成

❏原材料表:現地工場が作成

❏インボイス・パッキングリスト:輸出者が作成

❏AWB:現地フォワダーが発行

※製造工程表及び原材料表は、現地工場の情報を元に輸入者が作成しても良いです。

 書類の修正などが発生した場合、現地工場に修正を求めるよりも、輸入者自身で作成したほうがスムーズに進む場合があります。

✍申請の流れ

原材料表、製造工程表、インボイス・パッキングリストをもとに食品等輸入届出書を作成し厚生労働省に申請をします。

審査に合格すると『済証』が発行されます。

使用している原材料によっては厚生省から自主検査の指導が入る場合があります。

その場合は自主検査を実施し検査の結果が問題なければ『済証』が発行されます。

※検査の結果が日本の食品衛生法の基準に満たない場合は積戻し、もしくは廃棄になります。

食品申請の流れ 図解※クリックで大きくなります。

 

 5.輸入通関「税関申告」 

✍関税

 

❏鳥肉を加熱して味付けしたもの

・基本:8%

・WTO協定:6% ※適用国はこちら

・特別特恵:FREE ※適用国はこちら

・経済連携協定(EPA) 2020年4月
 メキシコ:3.6% ※関税割当数量以内のもの
 タイ:3%
 ASEAN:5%
 ペルー:3.6% ※関税割当数量以内のもの
 豪州:3.6% ※関税割当数量以内のもの
 TPP11:2.8%
 欧州連合(EU):2.9%

・日米貿易協定:2.8%

 

の腸、ぼうこう又は胃の全形のもの及び断片(単に水煮したものに限る)

・基本:FREE

・WTO協定:FREE

・経済連携協定(EPA):FREE ※適用国はこちら

 

✍輸入申告に必要な書類

❏インボイス・パッキングリスト:輸出者が作成

❏AWB:現地フォワダーが発行

 

原材料表や製造工程表を基に税番を確定し輸入申告書を作成します。

次に動物検疫検査合格通知書、食品等輸入届出済証を輸入申告書に添えて申告します。

審査が終了し輸入関税・消費税を支払うと輸入許可となり貨物を引き取ることができます。

 

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