使い捨て手袋の輸入方法

手袋

コロナウィルスの世界的な流行に伴い医療器具の輸入が増えております。

その中でも問い合わせの多い使い捨て手袋について解説します。

 

 目次 

1.背景

2.使い捨て手袋の種類

3.必要書類

4.輸入通関(食品申請)

5.輸入通関(税関申告)

6.外装の表示について

7.おまけ

お問い合わせ

 1.背景 

海外ではコロナウィルスの流行により、使い捨て手袋の需要が高まっています。

生産工場はマレーシア、ベトナム、タイ、中国に集中しており、どの国も価格が高騰しています。

価格の有効期限は長くて2週間。値段は上がり続けています。

現状では手袋の取合いとなっており、値段で決めるよりかはスピード重視で売買契約をすることが、結果一番安く手に入ると思われます。

海外では注文単位が1億枚、20億枚、100億枚などの規模で動いていますが、日本では小ロットのお問い合わせが多く、マッチングできませんでした。

しかし最近では、1コンテナ単位(40feet:約200万枚)で販売する代理店も出てきていますので、手の届く数量に落ち着いてきた感があります。

弊社では、物流のご提案に加え、大ロットから小ロットのマッチング活動を行っております。

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 2.使い捨て手袋の種類 

❏ニトリルゴム製手袋

材質は合成ゴムです。油・薬品に強く強度があります。手にぴったりフィットするタイプです。

パウダー有り、無しがあります。

装着したままスマホ操作ができるものもあります。

 

❏ラテックス製手袋

材質は天然ゴムです。油・薬剤・溶剤に弱いです。天然ゴムアレルギーの方はご注意ください。

パウダー有り、無しがあります。

装着したままスマホ操作ができるものもあります。

 

❏ポリエチレン製手袋

材質はポリエチレンです。油・薬品・溶剤に強いですが、強度はあまりありません。着脱しやすく頻繁に交換する作業向きです。

 

❏PVC製手袋

材質は塩化ビニールです。油・薬品・洗剤・漂白剤に強いです。食品に使うことはできません。

 

 3.必要書類 

✍必要書類

❏インボイス・パッキングリスト:輸出者が作成

❏AWB:航空の場合。現地フォワダーが発行

❏SEA WAYBILL:海上の場合。現地フォワダーが発行

❏ARRIVAL NOTICE:海上の場合。船の到着直前に船会社が発行

❏EPA書類:必要に応じて

❏パッケージ写真

❏製造工程表:現地工場が作成 ※食品に使用される場合に必要

❏原材料表:現地工場が作成 ※食品に使用される場合に必要

 

 4.輸入通関(食品申請) 

用途によって申請の有無が変わります。

✍食品に使用しない

雑貨として輸入できますので、食品申請は必要ありません。

 

✍食品に使用する

食品に使用する場合は食品申請が必要になります。

まずは自主検査が必要かどうか確認をします。

❏確認に必要な書類

・製造工程表:現地工場が作成

・原材料表:現地工場が作成

・事前相談票 ※各港の食品監視課 輸入食品相談指導室から入手

上記書類を各港の食品監視課 輸入食品相談指導室に相談することで、検査の有無や輸入に必要なアドバイスを受けることができます。

成田空港検疫所 食品監視課 輸入食品相談指導室

東京検疫所 食品監視課 輸入食品相談指導室

 

次に食品監視課へ申請をします。

❏申請に必要な書類

・製造工程表:現地工場が作成

・原材料表:現地工場が作成

・インボイス・パッキングリスト:輸出者が作成

・AWB:航空の場合。現地フォワダーが発行

・SEA WAIBILL:海上の場合。現地フォワダーが発行

 

❏申請の流れ

上記の必要書類をもとに食品等輸入届出書を作成。

食品監視課に申請。自主検査が必要な場合は、検査機関にサンプルを提供し相談室の支持する内容の検査を受けます。

検査で問題がなければ検査証明書が検査機関より発行され、それを食品監視課へ提出します。

食品監視課の審査に合格すると「済証」が発行されますので、税関への申告の際に「済証」を添付します。

 

 5.輸入通関(税関申告) 

✍関税

❏ニトリルゴム製手袋
✎関税:FREE

❏ラテックス製手袋
✎関税:FREE

❏ポリエチレン製手袋
✎関税:
・通常:5.8%
・WTO協定:4.8% ※適用国はこちら
・特恵GSP:FREE ※適用国はこちら
・EPA  :FREE ※適用国はこちら

❏PVC製手袋
✎関税:
・通常:5.8%
・WTO協定:4.8% ※適用国はこちら
・特恵GSP:FREE ※適用国はこちら
・EPA  :FREE ※適用国はこちら

 

✍税関へ申告

インボイス・パッキングリスト・AWBをもとに輸入申告書を作成し、税関へ提出します。

※食品申請を申請した場合は「済証」を添付。

手袋の種類、原産国によって関税率が変わるので注意が必要です。

審査が終了し輸入関税・消費税を支払うと輸入許可となり貨物を引き取ることができます。

 

 6.外装の表示について 

表記などによっては医療機器に該当し、輸入規制の対象になってしまう可能性があります。

参考までに該当・非該当を列挙します。

<医療機器に該当しない表現(雑貨として輸入)>

・サージカル

・医療用

汚染物に直接触れないように、物理的に体を覆う。

<医療機器・医薬品に該当する表現>

・「コロナウイルス」や「インフルエンザウイルス」といった疾病を引き起こす具体的なウイルスや菌の名称を標榜

・「感染症や花粉症予防」など疾病の予防や治療を意味する文言の標榜

病気の予防を目的として、製品表面を触媒などでコーティングしたり、素材に練りこんで菌やウィルスを不活化する。

製品に薬液を浸み込ませて菌やウィルスを不活化又は殺菌・消毒する。

※表記に関する確認は最寄りの薬務課にお問合せください。

 全国の薬務課の連絡先はこちら

 

 7.おまけ 

ニトリルゴム手袋が世界的に不足しており、工場から購入し海外へ販売(3国間貿易)することもあるでしょう。

その際に、アメリカへ販売する場合は注意が必要です。

アメリカは中国製以外を条件としています(昨今の米中対立による).

また、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認証が必須です。

 

その他、金額が高額になるため、詐欺なども横行しており、確実な商流を確保することと、物流面を強化(代金を支払ったが商品が来ない、と言う詐欺が発生しています)することが重要です。

弊社では実績のあるルートを仲介することができ、契約後は任意の場所まで物流サービスを提供することができます。

※仲介及び物流のご相談はこちら

 

現状では、海外が大ロットで工場のラインを押さえており、日本では小ロットのため買い負けている状況です。

弊社では大ロットはもちろん小ロットの仲介に加え、物流コストをご案内することで、仕入れコスト算出のお手伝いもさせていただいております。

 

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