果物・野菜の輸出方法

日本には世界に誇るおいしい果物や野菜がたくさんあります。

輸出したいと考える生産者の方は多いのではないでしょうか。

ここでは、果物・野菜の輸出方法を解説します。

 1.日本の主な輸出 青果物 

2019年農林水産省の「品目別農林水産物輸出額」の「野菜・果実等」部門では

1位 リンゴ

2位 ぶどう

3位 ながいも

4位 いちご

5位 もも

となっております。 

果物・野菜などの植物の輸出には2国間で合意ができていないと輸送することができません。

上記の5種は輸出可能な国が多い商材といえます。

日本のおいしい果物や野菜の輸出方法を解説していきます。!

 2.植物検疫検査とは 

植物検疫とは、果物や野菜などの植物を輸出入する際に行われる検査のことです。

植物検疫には、輸入植物に付着する形で外国から病原中が侵入してくるのを防ぎ、自国の農業や生態系を守るという目的があります。

2国間の合意が前提となっておりますので、日本から輸出する際の検疫検査内容は、相手国側の条件に沿った検査内容となります。

国によっては検査不要もありますので、事前の確認が重要になります。

 3.事前確認 

上記でも解説しましたが、果物や野菜などの植物は2国間の合意が前提となっているため、合意がなされていない国には輸出することができません。

また、輸出することが可能な国でも、国ごとに異なる条件を満たした場合のみ輸出することができます。

主な輸出条件として

  • 仕向国の輸入許可(PERMIT)により輸入を認めるもの
  • 日本の植物検疫機関で検査を受け、「植物検疫証明書(phytosanitary certificates又は合格証明書とも言います。)」が添付されていれば輸入を認めるもの
  • 日本での消毒措置が必要なもの
  • 日本での栽培中に病害虫の検査が必要なもの
  • 輸送方法、植物形態、輸入時期、輸入場所及び梱包形態を制限するもの

下記の輸出条件早見表で仕向国の条件が確認できます。

輸出早見表はこちら

※早見表にない品種や仕向国の場合は植物防疫所に別途相談することで確認ができます。

 4.必要書類 

輸出に必要な書類は下記のとおりです。

✍輸出者が作成及び手配

❏インボイス

❏パッキングリスト

※輸出検疫検査が必要な場合、上記の書類をもとに検疫申請書を作成します。

❏仕向国の輸入許可書(PERMIT):必要に応じて用意

✍フォワダー(通関会社)が作成及び手配

❑BL:事前に船会社・航空会社へブッキングします。

❑輸出検疫証明書:植物検疫検査終了後、植物防疫所より発行されます。

 5.輸出通関「輸出検疫検査」 

輸出検疫検査が必要な商品・仕向国の場合は下記の流れになります。

✍輸出検疫申請書の作成

下記の情報をもとに通関業者が作成し、植物防疫所へ申請書を提出します。

❏BL:仕向け地・航空会社・搭載予定機を確認

❏パッキングリスト:商品の内訳を確認

✍植物検疫検査の実施

  1. 商品を検査場に移動します。
  2. 検査官立会いの下、現物及び現物に貼ってあるラベルの(内容・数量・重量等)と書類が一致しているかを確認します。
  3. 書類の内容に相違がある場合、訂正をして現物と一致させます。
  4. 害虫の目視検査:仕向国にとって害となる虫が発見された場合は、輸出することができません。

✍植物検疫証明書の発行

上記をクリアすると「植物検疫証明書(phytosanitary certificate又は合格証明書)」が植物防疫所より発行されます。

※サンプルはこちら

 6.輸出通関「税関申告」 

✍輸出通関書類の作成

インボイス、パッキングリストをもとに輸出通関申告書を作成します。

✍税関へ申告

輸出通関申告書に必要書類(インボイス・パッキング)を添付して税関に申告します。

審査が完了し、問題が無ければ輸出申告許可書が発行されます。

以上で手続きは完了です。

必要書類と商品を飛行機、もしくは船で仕向国へ運びます。

飛行機コンテナ船

 7.参考資料 

こちらの参考資料は一通り目を通しておくことをお勧めします。

事前に知識として蓄えておくことで不要なトラブルを回避することができます。

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