天然はちみつの輸入方法

弊社には「はちみつ」の輸入に関してのお問い合わせが多く寄せられております。

ここでは天然はちみつの輸入に関して事前に確認しておくべき事項を解説いたします。

2021年1月8日ニュージーランド産のはちみつに限り、命令検査が実施されることになりました。

 1.天然はちみつとは 

天然はちみつと人造はちみつ は関税率が異なります。

天然はちみつとして輸入しても、税関が人造はちみつと判断してしまうと、人造はちみつの高い関税率が適用されてしまいます。

そこで重要なポイントとなる天然はちみつの定義と判断材料を次のように税関が定めています。

✍天然はちみつの定義

関税を確定する天然はちみつの定義は下記のとおりです。

天然はちみつは、しょ糖分の含有量が全重量の5%以下、果糖の含有量が全重量の 30% 以上のものであって、かつ、全糖分中に占める果糖の割合が 50%以上のものをいいます。

✍判断材料

輸入申告に際し、輸出国の公的機関が発行する成分分析表が提出された場合、上記成分の確認については、同分析表の値を認めて差し支えないとされています。 なお、輸出者又は輸出国のメーカーが分析したものを商工会議所等の公的機関が証明した場合においても同様に取り扱われます。

上記以外のものであっても、輸出国の公的機関の発行する「品質証明書」(原産地及び蜜源 花の種類が明記されているもの)が提出されており、かつ、当該品の性状、分析結果等を総合的に勘案して関税率表第 0409.00 号の天然はちみつと認められるものは、天然はちみつとして取り扱われます。

✍ニュージーランド原産の天然はちみつの取扱いについて

ニュージーランド原産のはちみつについては、輸入申告等の際にニュージーランド農林省 (Ministry of Agriculture and Forestry)発行の証明書(Official Certificate Accompanying Honey to Japan)の提出があったものに限り、関税率表の番号第 04.09 項に該当する天然はちみつ として取り扱われます。

以上が税関が定めている定義及び判断材料になります。

 2.輸入前に確認すること 

◯天然はちみつか?人造はちみつか?

※関税率が違うため原価に大きく影響します。

※輸入前に税関に必要書類を確認してもらい天然はちみつか人造はちみつ かを判定してもらいます。

◯産地の確認。ニュージーランド産か否か?

◯通関を依頼する通関業者は食品輸入に対応しているか否か?

※アクセス・ジャパンは対応しております。お問い合わせはこちら

 3.必要書類の確認 

一連の手続きに必要な書類は次のとおりです。

書類名 書類作成者等
製造工程表 製造工場が作成。(※1)
原材料表 製造工場が作成。(※1)
インボイス 輸出者が作成。
パッキングリスト 輸出者が作成。
AIR WAYBILL 航空輸送の場合、海外フォワダーが発行。AWBとも言う。
SEA WAYBILL 海上輸送の場合、海外フォワダーが発行。
ARRIVAL NOTICE 海上輸送の場合、輸送船が到着する直前に日本の船会社が発行。
品質証明書 輸出国の公的機関による成分分析表。
原産地証明書 特恵関税を適用させる場合に必要。FORM Aともいう。
特定原産地証明書 EPAを適用させる場合に必要。
ニュージーランド農水省発行の証明書(※2) ニュージーランド産の天然はちみつの場合に必要。
食品等輸入届出済証 日本の厚労省食品監視課が発行。

※1製造工程表及び原材料表は、現地工場の情報を元に輸入者が作成しても良いです。
  書類の修正などが発生した場合、現地工場に修正を求めるよりも、輸入者自身で作成したほうがスムーズに進む場合があります。

※2ニュージーランド農林省 (Ministry of Agriculture and Forestry)発行の証明書(Official Certificate Accompanying Honey to Japan)

 4.輸入通関「食品等輸入届出」 

はちみつ は食品ですので、厚労省の食品監視課に「食品等輸入届出」が必要になります。

✍食品等輸入届出の申請に必要な書類

書類名 書類作成者等
製造工程表 製造工場が作成。(※)
原材料表 製造工場が作成。(※)
インボイス 輸出者が作成。
パッキングリスト 輸出者が作成。

※製造工程表及び原材料表は、現地工場の情報を元に輸入者が作成しても良いです。

 書類の修正などが発生した場合、現地工場に修正を求めるよりも、輸入者自身で作成したほうがスムーズに進む場合があります。

✍申請の流れ

上記の書類をもとに食品等輸入届出書を作成し食品監視課に申請をします。

審査に合格すると『食品等輸入届出済証』が発行されます。

使用している原材料によっては食品監視課から自主検査の指導が入る場合があります。

その場合は自主検査を実施し検査の結果が問題なければ『食品等輸入届出済証』が発行されます。

※検査の結果が日本の食品衛生法の基準に満たない場合は積戻し、もしくは廃棄になります。

食品申請の流れ 図解※クリックで大きくなります。

✍命令検査について

2021年1月8日より、「ニュージーランド産はちみつ、その加工品」について、命令検査が義務付けられました。

  • 検査項目:グリホサート(除草剤)
  • 費用:1種類あたり27,000円~ ※検査可能な機関は限られています。
  • 分析期間:10日前後

検査で合格するまで商品は保税蔵置所から持ち出すことができませんので、通常よりも納期がかかります。

また、検査で基準値以上の数値が出た場合、積戻しもしくは滅却となってしまうので注意が必要です。

アクセス・ジャパンでは命令検査の手配から、不合格時の滅却まで一貫して対応が可能です。

詳しくはお問い合わせください

 5.輸入通関「税関申告」 

✍HSコード

  • 天然はちみつ:0409.00-000
  • 人造はちみつ:1702.90.290

✍関税

天然はちみつの関税率 基本30% 協定25.5%となっています。

一方、人造はちみつの関税率は基本・協定ともに50%又は25円/㎏のうちいずれか高い税率になります。

✍輸入申告に必要な書類

書類名 書類作成者等
製造工程表 製造工場が作成。(※1)
原材料表 製造工場が作成。(※1)
インボイス 輸出者が作成。
パッキングリスト 輸出者が作成。
AIR WAYBILL 航空輸送の場合、海外フォワダーが発行。AWBとも言う。
SEA WAYBILL 海上輸送の場合、海外フォワダーが発行。
ARRIVAL NOTICE 海上輸送の場合、輸送船が到着する直前に日本の船会社が発行。
品質証明書 輸出国の公的機関による成分分析表。
原産地証明書 特恵関税を適用させる場合に必要。FORM Aともいう。
特定原産地証明書 EPAを適用させる場合に必要。
ニュージーランド農水省発行の証明書(※2) ニュージーランド産の天然はちみつの場合に必要。
食品等輸入届出済証 日本の厚労省食品監視課が発行。

※1製造工程表及び原材料表は、現地工場の情報を元に輸入者が作成しても良いです。
  書類の修正などが発生した場合、現地工場に修正を求めるよりも、輸入者自身で作成したほうがスムーズに進む場合があります。

※2ニュージーランド農林省 (Ministry of Agriculture and Forestry)発行の証明書(Official Certificate Accompanying Honey to Japan)

✍輸入申告

上記の書類をもとに輸入申告書を作成します。

税関で天然はちみつ と認められたものは『食品等輸入届出済証』を添えて申告します。

審査が終了し輸入関税・消費税を支払うと輸入許可となり貨物を引き取ることができます。

輸入申告の流れ図解※クリックで大きくなります。

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