エクササイズ用品の輸入方法

コロナの影響もあり、自宅エクササイズの需要が高まっています。

財務省の貿易統計によると、ダンベルなどトレーニング用品の輸入額は2021年4月から急増していて、2021年7月は約50億円と1カ月の過去最高を記録しました。

今回はエクササイズ用品の輸入通関方法を解説します。

 1.商材 

エクササイズ用品は多岐にわたりますが、ここでは以下の商材について解説します。

  1. バランスボール :バランス感覚やインナーマッスルを鍛える器具。
  2. フォームローラー:別名ストレッチローラー。筋膜を剥がすための器具。
  3. ゴムバンド:トレーニング器具。安全で強度を調整可能。
  4. ダンベル :筋肉を鍛練するために用いられる、棒の両端に鋳鉄製の重しが付いた器具。
  5. アブローラー:別名腹筋ローラー。腹筋を効果的に鍛える器具。
  6. 縄跳びの縄 :心肺機能の向上や持久力の強化を図る器具。

 2.輸入通関に必要な書類 

輸入通関に必要な書類は下記のとおりです。

  • 商品カタログや写真(材質などがわかる資料)
  • インボイス・パッキングリスト:輸出者が作成
  • AIR WAYBILL(AWB):航空の場合。現地フォワダーが発行
  • SEA WAYBILL:海上の場合。現地フォワダーが発行
  • ARRIVAL NOTICE:海上の場合。船到着直前に日本の船会社が発行

 3.輸入通関「税関申告」 

✍HSコード及び関税 ※2021年4月

❏バランスボール:9506.91-000

  • 基本:FREE

❏フォームローラー:3926.90-029

  • 基本:5.8%
  • WTO協定:3.9%
  • 特恵GSP:FREE
  • EPA:FREE

❏電動式フォームローラー:3926.90-029

  • 基本:5.8%
  • WTO協定:3.9%
  • 特恵GSP:FREE
  • EPA:FREE

❏ゴムバンド:4016.99-020

  • 基本:FREE

❏ダンベル:9506.91-000

  • 基本:FREE

❏アブローラー:9506.91-000

  • 基本:FREE

❏縄跳びの縄:9503.00-000

  • 基本:20%
  • WTO協定:6.7%
  • EPA:シンガポール・ブルネイ・インド・モンゴル:非適用
       豪州:1.8%
       TPP11:4.2%
       EU・英国:4.3%
       その他のEPA適用国:FREE

✍輸入申告

『2.輸入申告に必要な書類』をもとに輸入申告書を作成し、必要書類を添付して税関に申告します。

審査が終了し輸入関税・消費税を納税すると輸入許可となり貨物を引き取ることができます。

 4.注意すること 

✍電動式フォームローラーについて

電動式フォームローラーはマッサージ機能の側面があります。

殆どの輸入者が「雑貨」として輸入をしたいと考えていると思います。

しかしパッケージや商品説明に効果・効能の表記によっては、薬機法に該当する場合がありますので注意が必要です。
※薬機法に該当してしまうと、薬務課への届出や許可が必要になります。

❏薬機法に該当する表現

  • 振動で肩こりをほぐす
  • マッサージ効果
  • ダイエット効果や身体の形状を変えるような表現
  • 身体機能の強化や促進等の表現

以上のような表記は薬機法に該当する恐れがありますので、注意しましょう。

詳しくは薬務課へご確認ください

 5.まとめ 

エクササイズ用品は種類が豊富です。

関税がFREEの商材も多く、コスト計算は比較的しやすいジャンルです。

しかしながら、ダンベルやアブローラーなど、重量物や容積が大きい商材は、輸送費が高くなりますので合わせて確認が必要です。

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